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Florian Gadsby Exhibition DIVERGENCIES

フロリアン・ギャヅビー展 DIVERGENCIES

2018/03/10(sat) - 18(sun)

@ kanoya gallery

主催:一般社団法人益子陶芸国際協会

後援:下野新聞・とちぎテレビ・エフエム栃木・栃木放送

DIVERGENCIES

                                                            松崎 健

フロリアン・ギャヅビーは、彫刻家の父と写真家の母という家庭環境で育ち、英才教育で知られる、Waldorf Steiner Schoolを6歳から13年学び、そのかん、14歳の時に焼き物に興味を持ち、17歳の時にリーチポタリーで2週間ジャック・ダハティーから研修を受けている。そして19歳で卒業後、Design & Crafts Council of Irelandに1進み2年間、陶芸とデザインの勉強をする。

その後、フロリアンは英国の陶芸家リサ・ハモンド氏に師事し、3年間修行を終えて独立。

リサ・ハモンド氏と私は古くからの友人であることから、彼女の勧めもあってフロリアンが私のところで6か月間の弟子見習いとして預かることになり、彼には、日本の陶芸、織部・志野の一端でも学んでほしいと思い、織部様式を伝えることにした。

Florian Gadsby Exhibition の副題に=DIVERGENCIES=と彼自身が付けて、『分岐・発散・拡散』の意味があるように、彼の心の中に何かが動き出したようである。

本来のフロリアンの仕事ぶりはストイックな仕事が多く、益子での仕事も轆轤での制作段階までは変化ないが、織部・志野が彼の心の中で拡散・発散し多様性を促したように考える。織部の怖さを垣間見た気がする。

これからのFlorian Gadsbyの仕事に期待したい。

ごあいさつ

この展覧会では織部と志野2つのスタイルで制作した作品を展示しています。

これらの技法は、リサ・ハモンド氏自身が経験したことを何度も聞いていました。そして今、私は松崎健氏の指導のもと、リサ・ハモンド氏から度々聞いた織部・志野という伝統的な釉薬を施す作品作りに冬の1ケ月を費やしました。

織部・志野は施釉の手順において再び私を全くの初心者に戻った様な気持ちにさせ、それにより今まで気付かなかった轆轤や薬掛け、窯焚きの方法を教えてくれました。どちらも興味深く学ぶことができました。

このご好意により与えられた経験は、私が英国に帰国して仕事を続けていく上で創作活動を豊かにしてくれると確認しています。

待ちきれない思いです。

フロリアン・ギャヅビー